とうもろこしの思ひで。
2018.07.31 Tuesday
飯田高原のとうもろこしが
農協ドライブインにではじめた
それを4分レンジでチン
ぷちぷちな食感 食べごろとなる。
夏になるといつも思い出す
爺ちゃんの畑でできたとうもろこしを
テーブルの上にお皿いっぱい入れられていた夏の日のこと
4つ離れた兄と2人夏休みには
母方の里へお泊りに。。。
そこにいけば3人のお姉ちゃんたちがいたから
楽しみで仕方なかった
とうもろこしをおなかいっぱい食べられるのは
爺ちゃんちに行ったときと
爺ちゃんからもらったときとなる
爺ちゃんからもらうというより
婆ちゃんがいつも準備してくれて持ってきてくれていたような・・・。
そんなおなかいっぱい食べれるとうもろこしを
夏の甲子園をみながら食べていた
小さかったわたしは甲子園に興味はなく
爺ちゃんが見ているから
それを一緒にみながら食べている
じいちゃんはあまりおしゃべりをする方ではなかった
ただ真剣に甲子園をみている
なにがおもしろいのかと思いながら
ひとつ またひとつと
とうもろこしを食べた
ふいにじいちゃんが私の方をみて もっときれいにたべんか。という
がしがし食べるから トウモロコシの粒がまばらに残っている
わたしは 食べることをやめる
じいちゃんはまた甲子園をみはじめる
なぜかそこにいつもわたしとじいちゃんしかいない
わたしは肌が弱く
草に負けたり
虫にさされればおいわさんのようになり
鯉をみてれば
さわりたいと池にはいり高熱をだすという
まあ 手のかかる孫であったという。。。
そんなわたしを
婆ちゃんが 私の父に申し訳ないと
あまり外へ出さなかった
お墓のお掃除にいくと夕暮れ時
みんなでおいちゃんのトラクターにのっていくのがたのしみだった
その年も楽しみでしかたなかった
がたがたと揺れる
石ころがいあっぱいある山をトラクターでいく。
けれど 蚊にさされると大変だからと
じいちゃんとお留守番。
また爺ちゃんと2人か。。。と
2人の時間は退屈だった お盆が来た
お墓へお迎えにいき
お盆がおわる日 お墓へお見送りをする
またいけないとあきらめていた
また爺ちゃんと2人で留守番だ。。。
するとじいちゃんが
みほに蚊取り線香をぶら下げて連れていけ。と
ズボンに蚊取り線香をぶらさげてくれた
トラクターに乗れるのはみんなではない
この日特別にひとりで乗せてもらえた
最高な日となった
夜には花火をした
じいちゃんにまた蚊取り線香をつけてもらった
翌朝 テーブルにはお皿いっぱいのトウモロコシ。
わたしは粒をのこさないようきれいにたいらげた。
夏になるとこの日を思い出す
わたしは孫の中でいちばんじいちゃん似。
とうもろこしを食べるとき
いまも粒をのこさないよう
綺麗にたべる。
あの日を思い出しながら・・・。