おうちで過ごす休日

2019.03.06 Wednesday

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    激しく降る雨

    床に吸い込まれていくような身体

    溶けるように・・・

    ほんの少しだけの昼寝のつもりが

    3時間も眠っていた

     

    目が覚めると

    昼前よりも雨音は激しく

    ガラス窓に雨の叩きつけたあとが

    残っている

     

    部屋は暖房でぽかぽかだ

    窓ガラスはくもっていた

     

    日曜日 実母が巻き寿司をつくって持ってきてくれた

     

    退院してしばらくすると

    義母は節分の日には入院をしていたから

    実母の恵方巻を食べられなかったことを

    悔しがった。

    そんな中 私の両親が顔をみにくるといったので

    母に恵方巻を作ってあげて欲しいとお願いを。

     

    巻きずしと

    私の大好物の納豆巻き

    重箱に2段分。

     

    お礼にと昨夜アップルパイをつくることにした

    朝おきてすぐに

    重箱にアップルパイ。

     

    きょうは湯布院の病院へ義母を連れいく約束をしていたので

    片道50分

    義母と久しぶりの車の中

    他愛ない会話ではあったが なぜか盛り上がった。

    湯布院までの道のり 

    あっという間の50分だった。

     

    迎えは父が行くといったので

    わたしは実家へアップルパイを届けるために

    義母を送り届けたあと少し食材を買い

    実家へ向かった。

     

    生憎の天気で実家の床屋は忙しかった

     

    重箱を持って行くと母は

    かりんとう?といった

     いつもお礼にかりんとうをいれているから

    母はそう言ったのである

     

    ううん 今日はちがうよ

    アップルパイ。

     

     

     

     

    顔そりされていたお客さんや待っていた人たちも

    重箱の中のアップルパイを覗き込んでいた

     

    すると母が

    半分は次男へ

     

    あとはここでカットして食べさせてあげるからねっ。と

    お客さんたちに言っていた。

     

    帰り際 母がお母さんは?と聞いてきた

    帰りはお父さんが行くらしいから わたしは送って行っただけなんよ。というと

    たまにはそうしてつれて行ってあげよね

     

    お母さんがわたしがいてくれて

    わたしに今回いろんなことで

    助けられました。って言っていたよ、と母が言う

    鬼嫁もそろそろ やさしい嫁になりなさいね。

    鬼嫁といわれないように。と

    見送られた。

    きょうはどこか素直にわたしも「はい」と言えた。

    おなかを痛めて産んだ子が

    鬼嫁など言われてうれしぃはずはない。と

    思ったからだ。

    常に言う母の言葉が頭の中をぐるぐる

     

    「せっかく女にうまれたんだからやさしくしてあげて」

    「可愛いお嫁さんになりなさい」

     

     

    帰り道 朝から何も食べていなかった私のおなかは

    もうぺこぺこを通り過ぎていた

     音楽とおなかの虫の音とでオンパレードだ

     

    帰り着いてすぐにお昼にした

    おなかいっぱい

    張り裂けそうなほどに

    そしたら 眠気が襲ってきて

     

    片付けの後少し横に・・・。

    その少しが身体は溶けていくように・・・。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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