同じ日の嬉しい知らせ

うちに戻り着替えいつものように
朝の準備をした
ふらふらするけど
しっかりしないとと
自分で自分に言い聞かせた。
お部屋のお掃除がようやくおわるころ 免許取得 合格したよ。
この知らせがどんなに朝から待ちどおしかったことか。
長男の声も日頃になく
嬉しそうな 声だったこと。 次男にそれから報告
一緒に引き連れて
長男を迎えにふたたび大分市へ
眠っていなかった事を
みんなが心配し
旦那さんが運転し
わたしは 車の中で眠った。
長男もわたしと同じく眠っていないに等しかったが嬉しさが先で眠さは
消えていたようだった。
帰り夜景を見た同じ場所
別府湾サービスエリアへ
この空の下
4人でソフトクリームを食べた。
美味しかった。
この日は長男が我が家で過ごす最後の日となった
久しぶりに賑やかな我が家
主人と2人 広くなっていた我が家は
身体が大きくなった息子2人で
ぎゅーぎゅー。
こんなに長いいちにちは
もう ないような気がするね。
24時間 お母さん記録
〜4月2日 16時12分〜
つづく
雲海のような

車の時計は すでに6時となっていた。 もうすぐかえりつく
田んぼと川の間に
靄が まるで雲海のよう
車から降りず
窓を開けて 写した。
息子を送り届けなければ
こんな景色をみていなかった
そして 寝ずの運転もなかったであろう。
明日には息子も福岡へ行ってしまう
今までのような
会いたいからすぐに会いに行くというわけにはいかない距離となる
お宿をすると決めたのはわたし自身だけど 息子はお宿の子供として産まれて来たわけではないということ。
わたしの息子として産まれてきた。
車の中で思いを聞かされた
ぼくたちは
きっと
よその子供に比べると
わがままも言わず
遊びに行きたいとも言わず
お母さんたちを
他のお母さんたちのようには
困らせて来なかったと思うよ。と
思春期も反抗期も
みせなかった。
欲しいものはたくさんあったが
自分たちのお年玉で買ったりした
きっと もっと
言えないほどの我慢を
してきたんだろうな。
〜4月2日 6時15分〜
つづく
遡ること3日。

遡ること3日前
1日夜 引越しの準備も兼ねてお仕事が終わって向かったのは実家
到着したのは
夜の10時。ほぼ一人で準備を終えていたので
わたしが手伝うのはほんの少しでよかった
日付が変わると同時にわたしと長男は車へのりこみ
大分市へ向かった。
自動車免許取得の為。
長男と試験勉強の時間まで待ち
朝4時半 長男を残して車を再び走らせた
夜が明けて行くのを見ながら
別府サービスエリアで休憩をと車を降りたら
綺麗な夜景がみえた。
こうしてこんな景色をみれるのも
長男のおかげなのかな。って思いながら
再び車を走らせた。
徐々に明るくなっていく空
空にみえたお月様が
この日はウサギではなく
笑っているようにみえたこと。わたしも思わず
笑ってしまった。
つづく。
どんな時も冷静であれ。
3月2日
霜のおりた 寒い朝
次男の体調があまりよくないと連絡を受けた夕方
今は寝ていると安心し
しばらくすると
長男の大冒険の報告に怒りがでて
車に乗り込み 向かった
母は言った
声が荒けないわたしに
ゆっくりきて
お願いだから、あんたは気が短いから。と
はいはいわかりました
もう切るよ
運転しながら向かっていると
わたしの車を照らす月の灯り
きらきら光る無数の星
月と星をみるために・・・。速度をおとした
まぶしい。
実家へ到着するまでの20分
いろいろ考えた
大冒険した息子に冷静に話せるかどうか
いろいろ考えていたら
答えがみつかった。
到着後まず次男の様子をうかがうとぐったりしていた
ポカリがほしい。というので
わかった ちょっと待ってて。と長男の部屋へ
叱られると思った長男は
目を合わせない
けれど話をしないわけにはいかない
わたしの言い分をいった
時間にすれば5分ほど
すると息子は話ってなに?といった
わたしは は?今のが話だけど?
ほかにもなんか 言って欲しい?というと
いえいえだらだら言われるのかと思ったので
ざっくりでよかったです。と
大冒険の気持ちがわからないわけじゃない
聞いたときは 想像をはるかに超え
最悪を想像していた
けれど女の子ではない
私の生んだ子供は男の子だ
どんと構えていないと 心も身ももたない
20分の車の運転中そのことを考えていた
話を終え 次男のポカリを買いに行き
次男にはテスト中だけど
無理しなくていい。今はゆっくりおやすみ。
母にお願いをして実家を後にした。
帰りの車は再び月の灯りが運転するわたしの手と
ハンドルを照らしてくれた。
帰ったらイチゴが食べたくなって
いちごを日付がかわるころたべた。
甘酸っぱくて
おいしかったぁ。
今日の空
わたしの心とおんなじだ。
幸せな日。
シェ・タニのチーズケーキを用意していたけれど
爺じと女将がケーキをサプライズに。
用意してくれていたケーキに
プレートをつけて
お祝いをしました。
お誕生日と卒業式が同じ日になるなんて
思ってもいなかったので
案内が来た日にお宿は休館をさせていただくことに決めました。
保育園 幼稚園 小学校 中学校 長男の卒業式はいつもお仕事でした。
ゆっくり一緒に過ごすこともなく
ばたばたとお仕事をする。
それは私の中では後悔でしかなったこと
お誕生日 卒業式 一日お母さんになれたこと
幸せでした。
いっぱい笑って
いっぱいおしゃべりして
最高な一日となりました。
子育てにやり直しはないので
これ以上後悔を増やしたくないと思いました。
お仕事にはいつでもやり直しがあるとおもって
この16年若女将をしております
今日からまた
がんばります(*´з`)
どうぞよろしくお願いします